みなさん おはようございます♪
料理研究家の若です(^^)/
我々日本人は長い間、米をはじめとする穀物、野菜などの草食系の食べ物から
生きるために必要な栄養を摂って生きてきました。
これは穀物や野菜には繊維質が多く含まれていることから、それを分解して
吸収しやすい物質に変え、エネルギーとして利用するためには
どうしても長い腸が必要になり、現在の平均的な腸の長さが9mになっています。
一方で、欧米人の場合は平均の腸の長さは5~6mとなっています。
腸が短いのは肉食系を中心とした食事をしてきたことによります。
肉類に含まれるタンパク質や脂質は、腸内で腐敗、酸毒化しやすく、
もし欧米人が、日本人並みの長い腸を持っていたら、その分長時間、
毒素や老廃物が腸に滞留してしまいます。
つまり、肉食には短時間で消化・排泄できる短い腸の方が
都合が良いと考えられます。よって、肉を食べている歴史が浅い日本人は
穀類の何倍も消化時間のかかる肉類、動物性タンパク質の消化に慣れておらず
分解処理もスムーズにはいきません。
そのため、長い腸にたくさんの酸毒化した老廃物を残し、
その毒素が腸の毛細血管から吸収される結果、血液を汚し、その血液が
細胞や組織を劣化させて、いろんな病気を発症させてしまう可能性があります。
戦後、肉が中心の欧米食が普及するに伴い、日本人には戦前めずらしかった
大腸ガンが現在に至るまで増え続けるのも、無視できない事実になります。
ただ、脳の活性化や内臓が健全に機能するために有効な栄養素の中には
動物性食品にしか含まれていないものもあり、肉食が推奨されることがあります。
しかし、あらためて腸の長さの違いを認識し、日本人には肉食を摂ることによる
健康問題発生のリスクが、欧米人よりはるかに高いということは
覚えておいた方が良いですね。