みなさん おはようございます♪
料理研究家の若です(^^)/
太陽のエネルギーを地下で蓄える根菜類には、体を温める効果があります。
地中で育つにんじん、ごぼう、レンコンなどは、保存性や
蓄えた養分などが、空中で育つナスや、きゅうり、トマトなどとは
異質のものになります。
特に低体温の人や冷え性の人には、積極的に食べて欲しいと思います。
根菜類は、秋から冬にかけ成熟して、旬を迎え、食べて寒さに備える、
まさに自然界のなせる業、人間の知恵なんですね。
東北の方が寒い時期に、芋煮会をやるのは実に理にかなっているんですね。
ここでよく摂ってほしい根菜類の特徴について述べておきます:
〇にんじん
ビタミンAを生成するカロチンを大量に含んでいます。
カロチンは油に溶けることで吸収されやすくなるので
皮ごと炒めて、きんぴらにして食べるのが最も効率が良い食べ方です。
〇ごぼう
カリウム、カルシウム、マグネシウムのほか、亜鉛、銅、マンガンなどの
ミネラルを含み、食物繊維も豊富。ごぼうも皮付きのまま、斜めに切ってから
細切りにして使いましょう。水にさらす必要はありません。
〇大根
煮て良し、生で良し、漬けて良し、干して良し。
寒い時期には野菜の王様として君臨します。
明治時代に消化酵素ジアスターゼが発見される前から、大根おろしは
消化に良いことが知られていました。大根も皮を剥かずに料理します。
〇レンコン
太陽からもっとも遠いところで蓄えられた成分は、保存性が高く、
生命力の強い分子です。粘膜を保護する機能などの卓効があります。
<肝臓にやさしいきんぴらごぼうの作り方>
・細切りにんじんは、ゴマ油で炒め、いったんフライパンからあげる。
・細切りしたごぼうを、ゴマ油で炒め、ヒタヒタの水を加えて煮しめ、
しょう油で味を付けます。
・取り出しておいたニンジンを加え、再び水を加え、25分かけて煮しめる
・肝臓にやさしくするため、定番のとうがらしは入れません。
・ニンジンは炒めることでカロテンが吸収しやすくなり、
また肝臓に負担をかけずに油を摂取できますよ♪