みなさん おはようございます♪
料理研究家の若です(^^)/
今日はどちらも美味しい食材のイカとタコの墨の違いについてお届けします♪
この季節、釣りあげたイカに墨をかけられている人も
いらっしゃるのではないでしょうか(^^)/
パスタやリゾットなど、イカ墨を使った料理はたくさんありますね。
しかし、タコは同じ魚介類で、墨を持っていますが、
タコ墨を使った料理はほとんど見たことがありませんよね?
特に毒性もなく、食べられるんですが
何故でしょうか???
その理由は、イカとタコでは墨の性質と役割に違いがあるからなんです。
どちらの墨もメラニンですが、イカ墨はドロッと粘りがあるのに対し、
タコの墨はサラサラしています。
イカ墨:吐いてもすぐに露散せずに、ひとつの塊となって水中を浮遊します。
この塊がイカに見えることから外敵に襲われたときに墨を吐き、
ダミー効果を狙ったものと考えられています。
タコ墨:敵に襲われると、思いっきり敵に向け、墨を吐きかけ、
煙幕上にしてそのスキに逃げます。
どちらの墨にも、敵を麻痺させる特殊な成分が含まれていますが、
イカは墨袋が取り出しやすいのに対し、タコ墨は流れ出しやすく、
取り出しにくい構造になっています。
一番の違いは、墨の粘度の違いが旨味の違いになっているようで、
イカ墨は、タコ墨に比べ、旨味成分のアミノ酸が約30倍多く含まれています。
墨の旨味だけでいくと、イカの完全勝利ですね♪